フェデックス コーポレーションの子会社、フェデックス エクスプレス(フェデックス)は4月12日、多数小口貨物サービス「フェデックス・インターナショナル・プライオリティ・ダイレクトディストリビューション(IPD)」で、アジア太平洋地域から出荷の貨物について豪州、香港など6つの仕向地への輸送時間を短縮すると発表した。
<IPDのサービスイメージ>
今回、IPDのサービスを改良し、豪州、香港、ニュージーランド、シンガポール、韓国、台湾の仕向地に、アジア太平洋地域から送る貨物の輸送時間を、これまでの2~4日から1~3日に短縮した。主要輸送サービス「フェデックス・インターナショナル・プライオリティ(IP)」と同等の輸送時間のメリットを追加料金が不要で受けることができる。
改良サービスは、サプライチェーンを効率化し、多くのプロセスが必要な輸送や在庫・倉庫管理に伴うリスクを軽減できるほか、サプライチェーンの効率化と通関手続きの一元化によって輸送所要時間を週単位から日単位に短縮できることが利点という。
加えて、配達証明を含む、包括的な貨物のトラッキングサービス「フェデックス アドバンス・トラッキング」を利用することで、輸送プロセス全体を通じて貨物ごとの状況を管理・追跡できる点もメリットとしている。
フェデックスでは、これまでにもサービスの改良を実施。1月に「フェデックス・インターナショナル・プライオリティ エクスプレス(IPE)」で、貨物の配達時間帯を早める輸送サービスを開始している。