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パナソニック/宅配ボックスの複数設置で再配達率減少効果が向上

2022年04月12日/IT・機器

パナソニック ハウジングソリューションズは4月12日、国土交通省主催の「非接触・非対面型輸配送モデル創出実証事業」に参画し、宅配ボックス等を用いた「非接触・非対面」受け取りの実証実験を2021年12月6~19日にかけて行ったと発表した。

<対面受け取りと再配達率の変化>
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実証実験では、10世帯に前半1週間(1期)は既存ポストのみを設置、後半1週間(2期)は宅配ボックス2台と小包ポスト「Pakemo(パケモ)」1台を設置し、宅配物と大型郵便物を受け取った。

その結果、宅配ボックスおよび小包ポスト「Pakemo」の設置前後の比較では、対面での受け取り率が68.4%から17.9%に減少し、再配達率も6.3%から2%に減少した。

また、1期は夜間(18時~)の配達が25%を占めていたが、2期では8%に減少しており、宅配ボックスの利用が配達時間帯の平準化にもつながる可能性があることが分かった。

そのほか、小包ポスト「Pakemo」で受け取れる「受領印不要の厚みのある配送物」に絞って比較すると、対面受け取り率は17%から0%に、再配達率は2.7%から0%に減少した。

パナソニック ハウジングソリューションズは今回の実証実験について、宅配ボックスと小包ポスト「Pakemo」を併用したことで宅配ボックスが使用中でも複数個の荷物を同時に受け取ることができ、対面受け取りや再配達率の減少効果がより高く表れたとしている。

なお、パナソニック ハウジングソリューションズでは小包ポスト「Pakemo」と宅配ボックスを設置し、複数個受け取りが可能な機能門柱「Tecera Frame」を4月21日に発売予定。

<Tecera Frame>
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