報道各社から、日立製作所が、同社が保有する日立物流株式を米大手ファンドKKRに売却する方針と発表されている。
その内容は、日立製作所は日立物流の株式約4割を保有する筆頭株主だが、その比率を1割まで引き下げる。KKRには、優先交渉権を与えるという内容。KKRは6000億円を投じて、日立物流を買収し、非公開化するとみられる。
KKRはプライベート・エクイティ、エネルギー、インフラ、不動産、クレジット、ヘッジファンドを含む様々な資産クラスの運用を行っている世界有数の投資会社。
これにより、日立製作所が進めてきたグループ再編計画が完了する見通しだ。
交渉がまとまれば、KKRは日立物流のTOB(株式公開買い付け)などに乗り出すとみられる。
なお、4月22日の日立製作所、日立物流の公式見解では、正式に発表したものではないとし、検討はしているが、決定はしていないと表明している。
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