YE DIGITAL(YEデジタル)は7月21日、物流倉庫の自動化促進に特化した倉庫自動化システム「MMLogiStation」が、プラスオートメーションの次世代型ロボットソーター「t-Sort」と連携を開始すると発表した。
連携によって、+Automationの「t-Sort」を同社の自社開発システム「+Hub」 を介して「MMLogiStation」のプラグインでスピーディーに導入することが可能になる。
「t-Sort」は、仕分け前工程のAGV棚搬送システムやバケット型保管設備等のGTPシステムと連携することで、ピッキングと仕分け作業を同時に実現し、作業を効率化することが可能。
また、仕分け後の搬送工程で動く他社製のAGVやAMRと連動することで、梱包場への搬送を自動化することもできる。
YEデジタルは、保管設備とゲート式仕分け設備についても、2022年内の連携に向けた準備を進めている。今後も、協業パートナーを広く募り、メーカーを問わずに「MMLogiStation」とシームレスに連携可能な自動化設備も含めて倉庫全体の自動化を推進していくとしている。
「MMLogiStation」は、WMS(倉庫管理システム)と倉庫内の設備のリアルタイム制御を行うWCS(倉庫制御システム)の間に入る「物流現場の制御・管理に特化」したWES(倉庫実⾏システム)。
プラグインによって主要な自動化設備を簡単かつスピーディーに追加できるほか、自動化設備や機器を用いた人の作業といった倉庫内すべてのオペレーションを管理・制御し、全体最適化を可能にする。また、ダッシュボードによって自動化設備と人の作業を合わせた稼働データを収集し、物流KPIを可視化することもできる。
YEデジタル/倉庫自動化システムのプラグイン追加、AGVなど計12製品に