デカルト・データマインは9月12日、アジア発米国向け(往航)8月分と、米国発アジア向け(復航)7月分のコンテナ輸送量実績データを発表した。
<アジア10か国・地域発米国向けコンテナ輸送 月次トレンド比較 8月>
それによると、8月のアジア主要10か国・地域発米国向け(往航・母船積み地ベース)は179万6661TEU(前年同月比0.6%減)で、小幅ながら26か月ぶりのマイナスとなった。
国別では、1位の中国発の伸び率が縮小し、ベトナム、台湾、日本、香港なども前年を下回った。
品目別の輸送量では、1位の家具類が19.8%の減少。玩具・運動具やアパレル、タイヤ、履物が増加するも、全体では0.6%減となった。
<米国発アジア10か国・地域向けコンテナ輸送 月次トレンド比較7月>
一方、米国発アジア主要10か国・地域向け(復航・最終仕向地ベース)の7月分は、42万1107TEU(1.5%減)だった。日本、韓国、インド、台湾向けが増加したものの、中国、ベトナム、タイ向けなどが減少し、全体も前年を下回った。
品目別の輸送量を見ると、パルプ・古紙や調整飼料、プラスチック、木材など上位品目にマイナスが目立ち、牧草・豆類や綿類などが増加したものの、全体ではマイナスとなった。
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