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川崎重工/日本郵船向けLPG推進LPG運搬船を引渡し

2022年09月22日/IT・機器

川崎重工業は9月22日、日本郵船向けの8万4000m3型LPG(液化石油ガス)燃料推進LPG運搬船「LUPINUS PLANET」を引き渡したと発表した。

<LUPINUS PLANET>
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同船は、LPGと低硫黄燃料油を燃料とするLPG二元燃料LPG運搬船。

主機関には、川崎重工製の舶用電子制御式液化石油ガスインジェクションディーゼル機関(ME-LGIPエンジン)「川崎-MAN B&W 7S60ME-C10.5-LGIP」を採用。LPGを燃料とすることで、従来の燃料油使用時に比べ、排気ガス中の SOx(硫黄酸化物)、CO2排出量を大幅に削減でき、SOx規制と2022年以降の建造契約船に要求されるEEDI フェーズ3にも適応している。

また、NOx(窒素酸化物)3次規制に対応したシステムを採用し、主機関は排ガス再循環装置(EGR)、発電機関は選択式還元触媒脱硝装置(SCR)を適用。同ステムによって、従来の低硫黄燃料油使用時でもNOxの排出規制海域(ECA)を航行することができる。

そのほか、上甲板にLPG燃料タンクを装備することで、貨物とは別に燃料用のLPGを積載可能。LPG燃料タンクはカーゴタンクと配管で接続しており、必要に応じてカーゴタンクからLPGを移送して燃料に使用することができる。

■「LUPINUS PLANET」主要目
全長:229.90m
幅:37.20m
深さ:21.90m
満載喫水:11.60m
航海速力:約17.0ノット
定員:30名
総トン数:4万9943トン
載貨重量:5万1トン
貨物倉容積:8万4172m3
主機関:川崎-MAN B&W 7S60ME-C10.5-LGIP1基
船級:日本海事協会(NK)
船籍:パナマ
引渡日:9月22日

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