西久大運輸倉庫は10月26日、福岡県うきは市、トルビズオンとともに、「ドローンを活用した持続可能な地域づくり」に関する3者連携協定式を行ったと発表した。
<持続可能な地域づくりで3者協定>
福岡県うきは市は、西久大運輸倉庫株式会社の創業の地。同社は、大正6年(1917年)、同県浮羽郡のローカル鉄道会社である筑後軌道の貨物を運搬する筑軌運輸株式会社を前身としており、戦後の高度経済成長期に福岡市に倉庫を構え、総合物流業としての基礎を築いてきた。今後うきは市の地域の活性化を目的に、トルビズオンが提供する上空シェアリング「ソラシェア」を活用し、ドローン物流の実証実験を実施していく。
<3者協定が目指す方向性>
今後の方向性としては、今年11月中旬に地元のJAなどと連携しドローン配送の実証実験を実施する。その後、筑後川上空をメインに活用しながら、うきは市域および周辺自治体への広域連携等、空路網の拡大を試みる。また、ドローン利活用の幅も、移動販売車とのコンビネーションによる新しい物流システムの構築とともに、災害調査、インフラ点検、見守り・セキュリティ、エンターテイメントなど、幅広い用途での利活用を計画している。