ヤマサ醤油は11月15日、滋賀県蒲生郡竜王町に西日本エリア初の生産拠点となる「滋賀竜王工場」を新設すると発表した。
＜滋賀竜王工場の完成イメージ＞
これまで、同社は千葉県の銚子工場や成田工場で醤油等の製品を生産してきたが、西日本エリアで需要が増加したことを受け、供給能力を高めるため新工場の建設を決定。西日本エリアに新たな生産拠点を作ることで、輸送によるCO2排出量削減にもつなげる。
新工場は2023年6月の竣工、同8月に稼働開始予定。「顧客ニーズの変化に対応した、多品種、高歩留生産、効率化したつゆ類・たれ類製造の工場」をコンセプトとし、顧客からの多様なニーズに対して迅速に対応する。生産能力は約6000klで、各種醤油・つゆ・たれ類を生産する。
■「滋賀竜王工場」概要
所在地：滋賀県蒲生郡竜王町大字岡屋2831-4
敷地面積：2万4624ｍ2
構造：鉄骨造3階建
生産品目：各種醤油・つゆ・たれ類
生産能力：約6000kl
従業員数：約60名
投資額：約68億円（土地代を含む）
着工：2022年5月
竣工：2023年6月
稼働：2023年8月
設計・施工：清水建設
