福山通運及び小丸交通財団は12月1日、岡山県立岡山瀬戸高等支援学校において、3年生34名を対象に、11月30日に交通安全教室を開催したと発表した。
岡山瀬戸高等支援学校は、車の交通量が多い幹線道路に面しているため、自転車による登下校中の交通事故防止や交通安全意識の向上を図りたい学校からの要望を受けて、トラックの特性や危険性の実体験、ドライブレコーダーの映像や自転車シミュレータを使用した危険予測についての体験学習を行った。
生徒からは「トラックの運転席からの死角がたくさんあったので、交差点ではしっかりと確認をして通行したい」など、交通事故防止につながる感想があった。同社はこれからも子どもたちの交通事故が1件でも減少するよう管轄する警察署や自治体と連携し、交通安全の啓発活動に努めていくとしている。
小丸交通財団は、交通安全思想の普及啓発活動を目的として2013年9月9日に創立され、全国の小学校を中心とした交通安全教室の開催や交通事故防止の啓発活動を行っている。また、海外で日本語を学ぶ学生に学習成果を発表する機会を提供し、交通安全意識の向上や日本との文化交流を目的に日本語作文スピーチコンテストを開催するなど、持続可能な開発目標(SDGs)を支援している。