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センコーGHD/中央化学を12月20日付で連結子会社化

2022年12月14日/SCM・経営

センコーグループホールディングスは12月14日、中央化学の株式に対する第一回公開買付けを終了したと発表した。

第一回公開買付けは、中央化学の普通株式と、同社の親会社である三菱商事が所有するA種優先株式転換後普通株式を取得することを目的として、11月15日~12月13日にかけて実施。募集に対して、中央化学の株式全体の70.64%にあたる1910万9111株の応募があったことから、これら全ての買付けを行う。

中央化学は、第一回公開買付けの決済開始日である12月20日付でセンコーグループホールディングスの連結子会社となる予定。また、中央化学の資本金がセンコーグループホールディングスの資本金額の10分の1以上に相当するため、中央化学はセンコーグループホールディングスの特定子会社に該当することとなる。

今後、センコーグループホールディングスは残りの中央化学の株式に対して、12月21日~2023年2月7日までを期間とする第二回公開買付けを実施する予定。第二回公開買付けでは、中央化学の完全子会社化を目的とし、買付け価格を第一回公開買付けよりも223円高い418円に設定する。

中央化学は、1961年設立のプラスチック製食品包装容器メーカー。センコーグループホールディングスは生活関連事業の拡大と同時に、卸事業からモノ作り事業への進出を目指しており、中央化学の取扱商品が消費者の生活に欠かせないものであり、設立以降60年を越える業歴の中で培ってきた強固な事業基盤を有していること、センコーグループホールディングスの顧客を中央化学へ紹介することで、中央化学の取引先の拡大が見込めること、中央化学に対してセンコーグループホールディングスの物流改善に関するノウハウを生かせる余地があること等のシナジー効果が期待できることから、中央化学の買収に至った。

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