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東海運/4~12月の売上高は増収、営業利益は増益

2023年01月30日/決算

東海運が1月30日に発表した2023年3月期第3四半期決算によると、売上高316億5300万円(前年同期比8.9%増)、営業利益6億2400万円(33.5%増)、経常利益8億8000万円(40.2%増)、親会社に帰属する四半期純利益5億5900万円(0.9%減)となった。

物流事業の業績は、売上高が241億8500万円(8.9%増)、営業利益が13億5800万円(16.8%増)だった。

国際貨物では、ロシア向けの生産関連貨物や消費財関連貨物の取扱量が引き続き減少。一方で、中央アジア向けの自動車関連貨物や、新規輸送案件等の取扱量は引き続き増加した。

国内貨物は、建設資材価格が上昇している影響等で建材関連貨物の荷動きが弱く、陸上輸送の取扱量が減少したものの、カーフェリー輸送が堅調に推移したことで、総じて取扱量は増加した。

海運事業の売上高は68億2700万円(10.3%増)、営業利益は3億3000万円(34.1%増)だった。

内航船のうちセメント船は、民間設備投資は一定の需要があったものの、資材価格や労務費用の高騰等で計画の見直しや先送り懸念する動きを背景に取扱量が減少した。内航貨物船は、一般貨物船で建設発生土や石膏等の輸送量が増加したが、燃料価格、用船料の高騰によって費用が増加した。

外航船は、一般貨物船で航海数は横ばいで推移したものの、運賃高騰の影響で収益は増加した。

通期は、売上高397億9000万円(0.4%増)、営業利益4億1500万円(39.2%減)、経常利益5億3300万円(40.0%減)、親会社に帰属する当期純利益3億2500万円(48.8%減)を見込んでいる。

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