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YEデジタル/倉庫自動化システムがカインズの物流センターで採用

2023年02月01日/IT・機器

YE DIGITAL(YEデジタル)は2月1日、倉庫自動化システム「MMLogiStation」が、カインズが三重県桑名市に建設中の次世代大型物流センター「カインズ桑名流通センター」で採用されたと発表した。

<MMLogiStationを採用した「カインズ桑名流通センター」のイメージ画像>
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カインズは「IT小売業」を掲げ、全国に展開する店舗にスムーズに商品を供給できるよう、物流センター網と配送体制、店舗作業の標準化・簡素化につながる物流システムの構築に注力している。

MMLogiStationを採用したカインズ桑名流通センター(地上4階建て延床面積9万5000m2)は、最新のマテハン機器やロボット設備を活用することで保管・出荷能力を高めた次世代大型物流センターで、2024年2月に稼働を開始する予定。カインズは、同施設を中京地区の各店舗への商品配送機能を担う西日本のマザーセンターとして位置付けている。

<倉庫自動化システム「MMLogiStation」システムイメージ>
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カインズ桑名流通センターで、MMLogiStationはWES(倉庫実行システム)として、同施設に導入される計7社のマテハン機器やロボット設備を一元制御し、同期する役割を担う。

MMLogiStationを導入することで、カインズが全社横断で使用しているWMS(倉庫管理システム)から倉庫ごとに導入される機器や設備の制御部分(WCS:倉庫制御システム)を分離し、柔軟な設備構成、運用フローを実現できるとともに、稼働開始後の新たな設備の追加もプラグインでスピーディーに実現が可能になる。

YE デジタルは、カインズによるMMLogiStationの導入について、「物流の基幹システムであるWMSへのカスタマイズを最小限にし、開発コストを削減できる」「MMLogiStationの活用により機器制御を一元化することで、作業を効率化・省人化できる」「新たな設備の追加導入もプラグインで、スピーディーに実現できる」点などを採用のポイントとして挙げている。

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