LNEWSは、物流・ロジスティクス・SCM分野の最新ニュースを発信しています。





YEデジタル/倉庫自動化システムとロジザードの倉庫管理システム連携強化

2025年04月07日/IT・機器

YE DIGITAL(YEデジタル)は4月7日、同社が提供する倉庫自動化システム(WES)「MMLogiStation」と、ロジザードのクラウド倉庫管理システム(WMS)「ロジザードZERO」が連携を強化すると発表した。

<連携強化の図>
20250407yedigital - YEデジタル/倉庫自動化システムとロジザードの倉庫管理システム連携強化

これにより物流業界での人手不足や生産性向上の課題に対して、より迅速かつ効率的に倉庫自動化設備の導入を可能にするためのソリューションの提供を、6月の開始を目指して準備を進めていく。

連携は、「MMLogiStation」と「ロジザードZERO」の連携テンプレートを整備し、6月の提供開始を目指して準備を進める。この取り組みにより、WES「MMLogiStation」とWMS「ロジザードZERO」は、カスタマイズ不要でシームレスに連携可能となる。これにより、「ロジザードZERO」を利用する顧客が自動化設備を導入する際に、必要な設備をオプションのように選ぶことができる。

今までとは違い、自動化設備導入ごとにシステムの連携開発をする必要がなくなり、自動化設備の稼働までの期間や開発コストを大幅に短縮することができる。大手で先行している倉庫自動化を、現場の規模に関わらず推進できることで、物流業界の抱える人手不足という課題解決に寄与する。

なお、YEデジタルは、人手不足や生産性向上の課題解決を目指し、自動化設備の導入をカスタマイズレスに、スピーディーに、メーカーに縛られることなく柔軟に行える、自動化に特化したWES「MMLogiStation」を提供している。メーカーに縛られない自動化設備とのシステム連携が強みであり、同様に上位システムにあたるWMSとの連携実績を重ねてきた。

一方ロジザードでは、幅広い業界であらゆる規模の物流現場にクラウドWMS(倉庫・在庫管理システム)「ロジザードZERO」を提供している。中規模事業者にとって自動化設備の導入はWMSのカスタマイズ費用などコスト面を含めたハードルがあるため、周辺システムやマテハンとの連携を標準機能として提供できるよう強化をしてきた。

しかし、自動化設備の導入を目指す中規模事業者は、全面的かつ大掛かりな自動化設備投資ではなく、段階的に自動化を目指していくスモールスタートな投資を望んでいる。今回、両社は中規模事業者のニーズに寄り添い「お客さまが必要なものを選んで使えるようにする」という考えを共有するに至ったことから、両社のシステム連携を進める運びとなった。

今回の連携により、WESの機能の中から必要な機能やマテハンに絞って利用することでスモールスタートを実現できると共に、プラグイン形式でマテハン機器を追加することが可能となり、段階的に自動化の範囲を拡大させることができるようになる。

NEC/映像AIで物流現場をデジタル上に可視化 効率化と省人化へ

関連記事

IT・機器に関する最新ニュース

最新ニュース