キリングループロジスティクスは2月9日、愛知県あま市に新たな物流拠点「キリンビバレッジ西名古屋物流センター」を開設し、2月14日から出荷を開始すると発表した。
新拠点はキリンビバレッジの専用センターとして稼働し、中部圏エリアへ供給する商品の保管・出荷機能を担う。
従来、同エリアでは主にキリンビール名古屋工場内に構える「清須物流センター」からキリンビバレッジの商品を出荷していたが、グループ各社商品の取り扱い数が増加する中、繁忙期等に保管・出荷スペースの狭隘化が課題となっていた。
新拠点には、清須物流センターの出荷機能と、近隣にある在庫拠点「中部圏小牧物流センター」の保管機能を移転集約し、両機能を増強することで、フレキシブルな出荷対応を実現した。
また、キリンビール名古屋工場では、清須物流センターの出荷機能を移転したことで酒類の保管スペースが拡張され、慢性的に発生していた酒類の場外倉庫の使用が抑制。これにより、年間約2000運行の社内運送が削減されることから、2024年問題を見据えたトラックドライバー不足の解消にも寄与する。
■「キリンビバレッジ西名古屋物流センター」概要
所在地:愛知県あま市方領西六反地1-1
使用倉庫:栄進物流
倉庫床面積:2万206m2(6123坪)