キユーソー流通システムが3月30日に発表した2023年11月期第1四半期決算によると、売上高443億7700万円(前年同期比2.6%増)、営業利益6億5400万円(5.3%増)、経常利益4億8800万円(3.5%減)、親会社に帰属する四半期純利益1億4000万円(41.9%減)となった。
共同物流事業の売上高は305億900万円(0.8%減)、営業利益は1100万円(88.2%減)だった。売上高は、外食需要の荷動きが回復するも、物価上昇の影響で出荷物量が減少し減収となった。利益面は、運送・倉庫の効率化や適正料金化施策などを進捗したが、減収による利益減や、電気代や労務費などの費用増加により、前年を下回った。
専用物流事業の売上高は94億6800万円(4.1%増)、営業利益は3億2600万円(4.8%減)だった。売上高は、チェーンストアやコンビニエンスストアの既存取引や事業領域の拡大などで増収となった。利益面は、増収効果やコスト改善効果があったものの、労務費などの費用が増加し、前年を下回った。
通期は、売上高1830億円(1.9%増)、営業利益40億円(8.2%増)、経常利益35億5000万円(8.9%増)、親会社に帰属する当期純利益16億円(9.7%増)を見込んでいる。