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住友林業、九電/米国バージニア州で物流施設開発

2023年03月31日/国際

住友林業は3月31日、100%子会社のCrescent Communitiesが、米国バージニア州リッチモンド近郊で物流施設「Axial Gateway 95」を開発すると発表した。

<完成イメージ>
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開発には、九州電力が現地法人Kyuden Urban Development Americaを通じて参画。総事業費は5700万USD(77億円)で、2023年5月の着工、2024年7月の竣工を目指す。

マルチテナント型の物流施設で、敷地面積は23万m2、延床面積は4万7000m2。住友林業の100%子会社であるSFCアセットマネジメントがプロジェクトの取り纏めを担当する。

同施設では、ソフトウェア「One Click LCA」を用いた建物のライフサイクルアセスメントを通じて、建てるときのCO2排出量などの環境への影響を数値化し、評価する。建物の環境認証「LEED」の取得も目指し、環境に配慮した開発を推進する。

<開発地>
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リッチモンド市は人口増加率が全米平均を上回り、近年はアマゾンやウォルマートが新たな物流施設を確保するなど、物流サービスの需要が旺盛な地域。

新施設はリッチモンド市中心街から車で南に15分(25km)、リッチモンド国際空港から20分(30km)のマイアミからニューヨークまでを結ぶ州間高速道路95号線沿いに立地しており、近隣には大手の玩具メーカーや自動車メーカーの工場、複数の大手輸送会社が存在し、底堅い物流需要が期待されている。また、東海岸の主要港であるバージニア港にもトラック輸送が可能。

■物件概要
建設地:米国バージニア州リッチモンド近郊チェスターフィールド市
敷地面積:23万m2
延床面積:4万7000m2
構造:鉄筋コンクリート造平屋建て
着工:2023年5月
竣工:2024年7月

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