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JR貨物/郡山貨物ターミナル駅に積替ステーションを開設

2023年03月31日/物流施設

日本貨物鉄道(JR貨物)は3月31日、日本貨物鉄道東北支社が、鉄道コンテナを利用しやすくするための施設「積替ステーション」を、郡山貨物ターミナル駅内に開設すると発表した。

これによりJR貨物東北支社は、「JR貨物グループ長期ビジョン2030」で掲げた社会に提供する4つの価値の1つである「物流生産性の向上」に向けて、SDGs の実現や物流を取り巻く諸課題の解決に向けて貢献していく、としている。

<利用の仕組み>
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<積替ステーションの様子>
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<積替ステーションの様子>
20230331jrkamotsu23 520x398 - JR貨物/郡山貨物ターミナル駅に積替ステーションを開設

なお、「積替ステーション」は、貨物駅構内あるいはその近隣に位置する貨物上屋・倉庫において、一般のトラックと鉄道コンテナの間で貨物の積替えを行う目的で、場所及びコンテナ移送等の付帯サービスを提供する施設。この施設により鉄道コンテナをより利用しやすくなり、鉄道輸送と組み合わせることで、地域の幅広い物流ニーズに応えることができる。

この「積替ステーション」利用のメリットとして、従来は、顧客施設で鉄道コンテナに積み込みし、鉄道コンテナ専用トラックで貨物駅まで持ち込んでもらう必要があったが、「積替ステーション」は顧客の自社トラックで直接持ち込んでもらうことができるため、自社車両の有効活用が可能。

また、長距離でトラック運行していた運送事業者は、長距離区間を貨物鉄道輸送に振り替えることでトラック運転手の長時間労働の緩和、働き方改革の推進につながる。

さらに、貨物輸送量(トラックの積載率)に合わせて、コンテナ利用個数を柔軟に選択可能。積替え作業用に小型フォークリフト(1.5t)を配置している。

■郡山貨物ターミナル駅「積替ステーション」の概要
所在地:JR 貨物郡山貨物ターミナル駅内
福島県郡山市安積町大字荒井字猫田 1-2
利用時間:24時間可
利用開始:2023年4月3日から
利用者:荷主、物流事業者、利用運送事業者

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