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日本GLP/滋賀県湖南市で物流施設竣工、3社入居で満床稼働

2023年04月06日/物流施設

日本GLPは4月6日、滋賀県湖南市で建設していた地上4階建て延床面積4万2413m2のマルチテナント型物流施設「GLP栗東湖南」の竣工式を同日に行ったと発表した。

<GLP栗東湖南>
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「GLP栗東湖南」には、家庭用品・生活雑貨専門商社のクラスアップ、大阪運輸倉庫、近鉄ロジスティクス・システムズの入居が決定しており、竣工前に満床となっている。各社は業容拡大に伴った物流拠点の拡張により同施設への入居を決定した。クラスアップは「GLP野洲」に続いて2物件目の入居となり、荷物の保管を主として同施設を活用する予定。

<エントランス>
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「GLP栗東湖南」は名神高速道路「栗東湖南IC」から4kmに位置しており、京都・湖南エリアの配送や名阪の中間地点の物流拠点として適した立地。JR草津線「石部駅」から1.5kmと通勤に便利で、周辺には住宅地があることから、雇用確保も期待できる立地環境を有している。

<カフェテリア(奥が無人売店)>
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施設は小規模なスペースニーズにも柔軟に対応できる設計となっており、倉庫の自動化にも対応。テナント企業による雇用の安定を図るため、空調システムや大型シーリングファンを一部庫内で採用したほか、パウダーコーナーや無人売店を設置するなど、庫内で働く従業員の快適性を追求した。

そのほか、カフェテリアの手洗いスペースには、滋賀県指定伝統工芸品である近江下田焼の陶器を使用。内装には滋賀エリアの文化や伝統、自然をモチーフとして琵琶湖をイメージした青色を基調としたデザインを館内の随所に採用することで、地域の特徴を取り入れながら、テナント従業員の心身のウェルネスに配慮した施設を実現している。

<近江下田焼の陶器を用いた手洗いスペース>
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BCP面では、地震対策として耐震性能の高いブレース材を採用しており24時間稼働の非常用発電機の装備や浸水・液状化対策を講じることで、事業の継続性を確保した。屋上には自家消費型の太陽光パネルを設置しており、CO2削減に取り組む。

■「GLP栗東湖南」概要
所在地:滋賀県湖南市石部北5-1-1
敷地面積:2万784.27m2
延床面積:4万2413.35m2
構造:地上4階建て、鉄骨造/耐震造
着工:2022年2月
竣工:2023年3月
認証取得:CASBEE(新築)A認証、Nearly ZEB認証、BELS認証(5STAR)

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