日本石油輸送が5月11日に発表した2023年3月期決算によると、売上高351億2800万円(前年同期比2.5%増)、営業利益15億1100万円(3.6%増)、経常利益17億9400万円(10.1%増)、親会社に帰属する当期純利益12億2700万円(12.8%増)となった。
セグメント別では、石油輸送事業の売上高は158億8900万円(3.4%増)、営業利益は4億9300万円(25.0%増)となった。鉄道輸送において出荷地変更の影響による輸送数量の増加に加え、自動車輸送における需要の増加等により、売上高および営業利益は増加した。
高圧ガス輸送事業の売上高は前年並みの88億7000万円(0.1%増)となった。一方、燃料費や人件費等の経費の増加により、営業利益は1億1800万円(65.3%減)となった。LNG輸送および水素輸送において新規輸送による増加等があったものの、LPG輸送における需要の減少等があった。
化成品・コンテナ輸送事業の売上高は98億8200万円(3.6%増)、営業利益は6億3200万円(37.6%増)となった。化成品輸送においては、国内輸送の需要が減少したが、海外輸送での収益力の向上や円安の影響等が寄与し、売上高は増加した。コンテナ輸送では、自然災害による貨物列車の運休の影響等を受け、売上高は減少した。
次期は、売上高360億円(2.5%増)、営業利益17億円(12.5%増)、経常利益19億円(5.9%増)、親会社に帰属する当期純利益12億円(2.3%減)を見込んでいる。
日本石油輸送 決算/4~6月の売上高4.5%増、営業損失6600万円