プロロジスは5月26日、全世界の従業員が一斉にボランティアに取り組む「IMPACT Day(インパクトデー)」を5月12日に実施したと発表した。
同社は毎年5月に「IMPACT Day」を実施しており、今年で11回目となる。
「IMPACT Day」では、全世界のプロロジス従業員がオフィスを離れ、教育や福祉、環境などに関連する各種NPO団体と協力し、各国でボランティア活動に従事する。日本では、120名を超える従業員が関東と関西に分かれて活動を行った。
プロロジスの東京オフィス、およびプロロジス・リート・マネジメントの従業員は、ジョイセフと協働し、日本で役目を終えたランドセル約1300個を、アフガニスタンの子どもたちに贈る活動に従事した。
ジョイセフが募集し、日本全国の家庭から集めた使用済みランドセルは、「プロロジスパーク八千代1」でプロロジス従業員が一つ一つ開封。汚れや破損、宗教上の理由で使用できない豚革のランドセルがないかを検品し、ランドセルとともに寄付された文具と一緒に梱包し、海外輸送の準備を行った。
検品済みのランドセルは秋ごろの配付をめどにアフガニスタンに輸送される。貧困や長く続いた戦禍の影響で就学率の低い同国の子どもたちにランドセルを贈り、就学の機会を提供。とりわけ、歴史的・文化的背景によって学ぶ機会がなかった女の子が学校に行くきっかけづくりに役立っている。
国内輸送においては、プロロジスのカスタマーでもあるセンコーがこの活動に協賛。ランドセルが保管されているジョイセフの倉庫と、活動の舞台となった「プロロジスパーク八千代1」間の往復輸送を行った。
プロロジス大阪オフィスの従業員は、関西国際空港近くの海岸において、大阪湾に生息する生き物の調査を行いました。プロロジスは、「特定非営利活動法人大阪湾沿岸域環境創造研究センター」と協働し、波有手海岸(大阪府阪南市)をプロロジスの担当として2015年から調査に参加。エリア一体の清掃や、生き物の分布調査・記録を行っている。
この活動は、戦後の経済成長期において大阪湾の生物生息環境が悪化する中で、「大阪湾環境再生連絡会」が、各地の湾岸生物を調査することを目的として2007年より行っているもの。行政・大学を含むさまざまな団体や一般市民が参加して、湾岸一帯の「一斉調査」として行われており、民間企業として単独での参加はプロロジスが唯一。