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日本通運/物流環境大賞表彰、3つの取組みで「特別賞」

2023年06月07日/SCM・経営

日本通運は6月7日、日本物流団体連合会主催の第24回物流環境大賞表彰において、3つの取り組みで「特別賞」を受賞したと発表した。

1つ目は「低炭素な輸送モードへの転換に活用できる輸送商品の開発」(同社ネットワーク商品企画部が受賞)。海上輸送と鉄道輸送を組み合わせた国内複合一貫輸送サービス「Sea&Rail」に2つの新たなサービスを追加し、同社が開発した鉄道と内航船の両方で使用可能な12ft ハイブリッドコンテナ「RSV コンテナ」を利用することで、荷物を取り出して積み替えることなく、鉄道と海上間を効率的にシフトすることが可能となった。

<低炭素な輸送モードへの転換に活用できる輸送商品の開発>
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2つ目は、「ダブルモーダルシフトによる CO2 排出量および運転時間削減の実現」(三和酒類と同社福岡支店が共同受賞)。大分県から関西方面までの酒類製品のトラック輸送において、一部区間を内航船や鉄道輸送に切り替えることで、CO2排出量の削減とドライバーの運転時間の短縮を実現。また、京都府に新たなストックポイントを設置し、在庫量の確保とモーダルコンビネーションによる災害に強い安定供給体制の構築も行った。

3つ目は、「お客様のパレットにそのまま装着『プロテクトBOX ライト』の開発によるパレット一貫輸送」(同社ネットワーク商品企画部が受賞)。同社は企業向け小口貨物輸送商品「プロテクトBOX」に、新たにパレット分離型の「プロテクトBOX ライト」を開発。パレットで出荷する貨物を積み替えすることなくパレットの外側に装着することで、作業時間の短縮や梱包資材の削減、積載率向上による輸送頻度の減少を現し、CO2排出量の削減に寄与した。

<左から、プロテクトBOX、プロテクトBOX ライト>
20230607nxhd3 520x250 - 日本通運/物流環境大賞表彰、3つの取組みで「特別賞」

NXグループは今後も、物流において環境負荷の低減を進めるとともに、省資源・循環型社会の構築に積極的に取り組み、持続可能な社会の実現を目指していくとしている。

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