山九は6月15日、山九サウジアラビアがオマーン最大の製油所「ドゥクム製油所」での常例一括作業請負契約をOQ8社(オマーン国営企業OQ社とクエート石油公社の子会社Q8社の合弁企業)と今年2月に締結したと発表した。
ドゥクム製油所は、オマーン中東部にあるドゥクム経済特区内に新たに建設され、1日あたり23万バレルの石油を精製する。
今回の受注内容は、同製油所での「(1)石油コークス製品のカッティング作業、搬送・保管作業、「(2)固形硫黄(サルファー)の取扱作業」と、(1)と(2)の陸上輸送、各関連設備・機器類のメンテナンス作業全般で、契約期間は、2023年2月から基本4年間+最大2年間の両者合意に基づく延長オプション付きの計6年間となる。
山九は、2008年にサウジアラビアでのプラント保全業務受注を皮切りに、中東での拠点を6拠点まで拡大。オマーンでは2番目の事業拠点「ドゥクム支店」を新たに開設し、今年3月からの客先要請に基づく一部の操業・メンテナンス作業支援、7月からの正式な作業開始に向けて立ち上げ準備を開始している。