LNEWSは、物流・ロジスティクス・SCM分野の最新ニュースを発信しています。





日米間コンテナ貨物量/5月往航25.8%減、4月復航5.2%増

2023年06月21日/調査・統計

デカルト・データマインは6月21日、米国税関・B/Lデータを基にした日本発米国向けコンテナ貨物量(20フィートコンテナー換算)の5月分と、米国発日本向けコンテナ貨物量の4月分の統計データを発表した。

<日本発米国向けコンテナ貨物量(荷受地ベース)推移>
20230621datamyne 520x255 - 日米間コンテナ貨物量/5月往航25.8%減、4月復航5.2%増

それによると、5月の日本発米国向け(往航)は荷受地ベースで4万5523TEU(前年同月比25.8%減)となった。

品目別では機械類が1万1350TEU(17.3%減)、自動車部品関連が9089TEU(24.3%減)、タイヤなどゴム製品が5346TEU(38.2%減)と、主要3品目で二桁の減少となった。

第3国へのトランシップ(TS)貨物は1万8159TEU(30.2%減)で、3か月ぶりに2万TEUを下回った。これは日本受け貨物量が25.8%減となっているためで、想定的なTS量に変化はなく、TS率も39.9%と高止まりが続いている。

経由国は1位が韓国(33.1%減)、2位が中国(53.5%増)、3位が台湾(11.9%減)となり、中国上海経由が急増した。

なお、アジア域内からの差込貨物を含む日本発母船積みベースのコンテナ貨物量は2万8156TEU(20.8%減)だった。

<米国発日本向けコンテナ貨物量(最終仕向国ベース)推移>
20230621datamyne1 520x251 - 日米間コンテナ貨物量/5月往航25.8%減、4月復航5.2%増

一方、米国発日本向け(最終仕向国ベース)4月分は6万3358TEU(5.2%増)で、最終地向地ベースに占める海外TS率は15.7%となった。

品目別の順位は1位が牧草で9871TEU(33.8%減)、2位が肉類で6630TEU(14.0%増)、3位が紙パルプで3871TEU(29.0%増)となっている。

なお、米国発日本向け(母船揚地国ベース)の貨物量は5万4033TEU(17.3%増)で、母船揚地ごとの取扱量は、多い順に東京港、横浜港、神戸港、名古屋港、大阪港、博多港、清水港となった。

■レポートの分析担当・問い合わせ先
Descartes Datamyne 清水 邦彦
Email:kshimizu@datamyne.jp
Phone:090-6509-2632
URL:https://www.datamyne.com/

関連記事

調査・統計に関する最新ニュース

最新ニュース