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C&W/茨城県猿島郡境町で11.3万m2の物流施設着工

2023年07月05日/物流施設

クッシュマン・アンド・ウェイクフィールド(C&W)は7月5日、茨城県猿島郡境町で物流施設「LF境古河」を着工したと発表した。

<「LF境古河」の外観イメージパース>
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グループ傘下のクッシュマン・アンド・ウェイクフィールド・アセットマネジメント(CWAM)は、境古河ファシリティ特定目的会社を通じて2022年12月に開発用地を取得し、2023年6月26日に起工式を執り行った。「LF境古河」 は2025年1月の竣工を目指している。

「LF境古河」は、約5万m2の敷地に地上4階建ての大型ランプウェイを備えたマルチテナント型物流施設として建設。バースには45フィートコンテナ車を含む大型車両が各階へ直接接車できる。テナント区画は1フロア最大約2.4万m2、フロア分割により施設全体で最大16テナントが入居可能。駐車場約450台を確保し、倉庫空調の全館設置に対応する電気容量を備えるなど、テナントの様々なニーズに柔軟に対応する。また建物内にはカフェテリア・売店などを設置し、施設内で働く人々やドライバーにも配慮した快適な空間を提供する。

計画地は、首都圏中央連絡自動車道(圏央道)「境古河」ICから約2.2 km、下小橋工業団地内に位置している。現在、圏央道は「久喜白岡」JCT以東の4車線化工事が進められており、慢性的に渋滞の多かった久喜白岡JCT〜幸手IC間は工事完了により既に内回り・外回りともに渋滞が大幅に解消されている。

また、国道354号境岩井バイパス、新4号国道に接続する古河境バイパスの開通が予定されていることから、交通利便性が高まり、これらを契機として、今後、関東及び東日本の広域配送拠点として物流拠点の集積が進むことが期待される。

サステナビリティへの取り組みでは、施設は、CASBEE(建築環境総合性能評価システム)Aランク認証の取得、BELS(建築物省エネルギー性能表示制度)5スター、ZEBを見据えた先進建築物を示すZEB Ready(省エネ基準の50%以下までエネルギー消費量を削減した建物)認証の取得、太陽光発電事業者による屋根への太陽光発電設備の設置、BCP対策として災害時に備え受変電設備・非常用発電機を建物上部に設置するなど、事業用不動産での持続可能性を備えた施設づくりに取り組んでいくとしている。

■施設概要
施設名:(仮称)LF境古河
所在地:茨城県猿島郡境町下小橋838-3
土地面積:約5万m2
用途地域:工業専用地域
延床面積:約11万3000m2(予定)
構造:地上4階建て、鉄骨造(予定)
着工:2023年7月(予定)
竣工:2025年1月(予定)
認証取得:CASBEE Aランク(新築)認証、BELS 5スター、ZEB Ready認証(いずれも予定)
設計・施工:JFEシビル
設計監修:フクダ・アンド・パートナーズ
監理監修:アクア

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