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鈴与/共同輸送×低床トレーラーで高積載輸送を実現

2023年07月25日/3PL・物流企業

鈴与は7月25日、同社と鈴与カーゴネットが日本物流団体連合会主催の第24回物流環境大賞表彰で、2つの取り組みが物流環境大賞「特別賞」を受賞したと発表した。

1つ目の取り組みでは、ユニリーバ・ジャパン、ライオン、PALTACがそれぞれ貸切り運行で行っていた関東・関西間の配送を集約し、共同輸送を実施することで、帰り便で発生していた空送を解消し、実車率を改善前の78.3%から20%アップの98.3%に向上させた。

また、顧客単位で貨物を集約するとともに、一回の輸送で通常より多くの貨物を運べる低床トレーラーを導入し、一運行あたりの積載量と積載効率を向上させることで、車両使用台数を合計36台削減し、CO2排出量も29.2%削減した。

さらに、静岡県内にある鈴与カーゴネットの営業所での中継輸送を行い、ドライバーの負担軽減と、前後日の運行時間を調整することによる法令を遵守した持続可能な輸送を実現した。

<RORO船を用いたモーダルシフト>
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2つ目の取り組みでは、大型車で行っていた昭和産業の茨城県から兵庫県への食用油の輸送の一部にトレーラーを使用し、海上輸送へのモーダルシフトと陸上輸送での中継輸送に切り替えを図った。

海上モーダルシフトでは千葉港~堺泉北港の輸送をRORO船に変更したことで、C02排出量を30.9%削減した。

陸送輸送は静岡県と愛知県にある鈴与カーゴネットの営業所での中継輸送を行い、ドライバーの負担低減と、前後日の運行時間を調整することによる法令を遵守した持続可能な輸送を実現した。

また、フェリー輸送と中継輸送を併用することで、片方の手段が手配できない状況下でも、他方の手段での手配を可能とし、BCPを踏まえた輸送の安定供給を実現した。

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