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日本郵船/絶滅の危機にあるアカウミガメの生態調査プログラム支援

2023年08月09日/CSR

日本郵船は8月9日、認定特定非営利活動法人アースウォッチ・ジャパンと協働し、7月9~11日と13~15日の2回、和歌山県みなべ町で「紀州みなべのアカウミガメ調査」プログラムを実施したと発表した。

<左:めい、右:きい 今年6月に室戸で混獲された時の写真。「めい」はみなべ町の名産品で中国が原産地である梅(うめ)の中国語読み、「きい」はしばらく滞在していた紀伊水道に由来して名付けられた>
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同社グループ社員を含む延べ23名のボランティアが同プログラムに参加し、日本ウミガメ協議会の松沢慶将主任研究者による講義や調査対象の千里浜のビーチクリーニングを日中に行った。夜間は、松沢先生や地元の市民団体みなべウミガメ研究班の指導の下、産卵のため上陸したアカウミガメの個体識別標識(タグ)の確認や装着の補佐、甲羅の長さ・幅の計測などを行った。

ボランティアの参加者からは「無線のやり取りや甲羅のサイズ測定など、想像以上に活動に携わることができて充実した3日間となった」「机上の空論ではなく現地に行くこと、体験することは環境問題を身近な問題として捉えられるようになると改めて思った」などの感想が聞かれた。

みなべ町は、絶滅危惧種に分類されるアカウミガメの、本州最大の産卵地として知られている地域。ウミガメは生涯にわたって広く大海を回遊し、産まれた砂浜に戻り産卵を行い、世代を繋ぐと言われている。世界を舞台に事業展開をしている同社は、「海への恩返し」という思いから本調査プログラムを2016年からサポートしている。

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