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関通/食品物流の三友通商と「ワンストップ物流サービス」で協業

2023年08月31日/3PL・物流企業

関通は8月31日、九州をはじめとした全国の食品流通に特化した運輸・倉庫業を手掛ける三友通商と、「食品向けワンストップ物流サービス」の協業を開始すると発表した。

<両社の協業概要>
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食品関連の市場規模とEC化率については、食品、飲料、酒類は市場規模では最大規模となっているが、EC化率は3.77%と低く、今後大きな成長が見込まれる。ここに三友通商と関通が協力して取り組むことで、様々なソリューションの提供ができると考えている。

現在、関通へ冷凍冷蔵の問い合わせが数多く、冷凍冷蔵倉庫についてほぼ満床になるなど、顧客からの引き合いも多くなっている。その中で現在の冷凍冷蔵の輸送は、選択肢が少なく、運賃においても高騰している。

三友通商は、冷凍冷蔵の輸送インフラや冷凍冷蔵倉庫のキャパシティーを強みとし、関通は、庫内オペレーションのノウハウやWMS等のシステムを強みとしている。この両社の強みを掛け合わせることで、三友通商では、既存の顧客のEコマース等の対応の実現、関通では冷凍冷蔵での共配網の構築など、両社の顧客に対して冷凍冷蔵物流サービスの範囲を拡大させ、様々なニーズに対応できる体制を整えることができ、スムーズな物流サービスを提供するとしている。

また、今後の食品、飲料、酒類の市場規模の拡大とEC化率の向上に向けた対応を可能にし、両社のビジネスチャンスを広げることが可能となる。

<冷凍冷蔵の共配網の構築に着手>
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なお、冷凍冷蔵の配送は、冷凍食品の技術向上が進む中、温度管理が必要な配送において、ドライバー不足や配送リードタイム、インフラの依存などの課題もある。その中で、三友通商と関通で冷凍冷蔵の共配網を構築することにより、これらの課題をクリアするだけでなく、コスト面でもメリットを出せると考えている。三友通商は、南は九州から北は盛岡までの配送網を持ち、北王流通との共配網に続き、さらに冷凍冷蔵の共配網を拡大させていく。

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