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アマゾン/同社日本初の仕分け拠点「ソートセンター」東京に新設

2023年09月13日/物流施設

アマゾンは9月13日、日本初のアマゾンの仕分け拠点「ソートセンター」を東京都品川区に開設したと発表した。

<ソートセンターの入居する物流施設>
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ソートセンターは、商品の保管、ピッキング、梱包を行うフルフィルメントセンターと、顧客への配送を行うデリバリーステーションを繋ぐ、アマゾンの配送網の中間に位置する拠点。新たに約1000人の働く機会を創出する予定で、仕分け作業や拠点の安全、品質・生産管理者など多様な職種が含まれる。

品川区に開設したアマゾンのソートセンターは、先端物流設備を導入しており、大規模な仕分け能力を有している。様々な形状の梱包された商品の仕分けに対応したオートソーターを導入し、自動化への投資により仕分けプロセスの効率化を実現している。2フロアで延べ床面積は計約2万8000m2(テニスコート100面相当以上の広さ)、主に関東・北信越地方、及び北海道・沖縄に向けた幹線輸送の拠点として、1日に最大約75万個の商品を仕分けることができる。

フルフィルメントセンターから配送方面が混載状態で出荷された商品を、ソートセンターで配送方面ごとに仕分けを行いデリバリーステーションへ発送することで、トラックなどの積載効率が向上し、より多くの商品を、効率的に配送することができる。また、積載率を高めることで配送拠点へ商品を運ぶトラックの台数も削減され、総輸送距離の短縮にも寄与する。

アマゾンジャパンの島谷 恒平ジャパン オペレーション代表は「ソートセンターは、配送方面ごとに仕分けを行うことでトラックなどの積載効率を高め、ミドルマイルにおける配送の負担軽減に貢献する。そして、配送パートナーにより安全で便利なサービスを提供することで、より迅速かつ安全な配送と顧客の利便性向上を目指す。また、アマゾンでは経験、性別、年齢、国籍、文化的背景問わず、さまざまな人に多様な働く機会を提供している。今回のソートセンターでも、多岐に渡る職種で約1000人の働く機会を創出する。私たちは引き続き、日本の経済成長に貢献し、アマゾンで働く人々、ドライバー、パートナー、そして顧客のために、イノベーションを起こし続けていきたいと考えている」と述べている。

なお、このソートセンタ―は東京国際空港(羽田空港)から約 3.5km、東京港「東京国際コンテナターミナル」から約 1.5kmに位置し、東京貨物ターミナル駅、および首都高速のICにも隣接し、陸上、海上、航空のアクセスに優れている。

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