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GLP投資法人/習志野市の物流施設を最新仕様12.8万m2に再開発

2023年09月25日/物流施設

GLP投資法人は9月25日、資産運用会社のGLPジャパン・アドバイザーズが、同投資法人の保有物件「GLP 習志野II」について、GLPグループのサポートを通じた再開発プロジェクトを実行すると発表した。

同再開発プロジェクトでは、GLP投資法人が開発事業者となるAcacia特定目的会社に対して同物件の建物部分を譲渡するとともに、同特定目的会社の優先出資証券の一部を取得し、同土地に再開発される建物の取得に関する優先交渉権を取得する。

同投資法人は、GLPグループの有する開発ノウハウを活用した Value Add(バリューアッド)の取組みにより、さらなる投資主価値の向上を企図しており、同再開発プロジェクトは、その取組みの一環となる。

<「GLP 習志野II」再開発後の建物イメージ>
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同物件は、東京都心部まで 30km圏内の千葉県習志野市の茜浜地区にあり、東京湾岸エリアに属して陸・空・海の主要輸送交通機関へのアクセスが良好な物流拠点。一方、今後多額の修繕費が見込まれること、また、特定の業態専用の仕様となっていることから、今後の収益力の低下懸念があった。こうした状況をふまえ同投資法人では、同物件の再開発が最も有効な選択肢であるとの結論にいたった。

なお、同物件の再開発は現時点においては計画段階であり、今後、再開発が遅延、変更又は中止される可能性がある。また、再開発物件から収益が得られるタイミングは、再開発物件が竣工する2026年12月(予定)以降となる見込み。同投資法人は、再開発物件の竣工後、稼働率等の状況を踏まえ、適切なタイミングで本優先交渉権を活用した再開発後の建物の取得を検討する。

同再開発プロジェクトにより、「GLP 習志II」(現状:地上8階建て延床面積10万m2)は最新の建物仕様を備えた地上5階建て延床面積12万8000m2の物件へと建て替えられる予定。これにより、入居テナントへの効率的なオペレーションの提供等を通じ賃料単価の上昇が見込まれるほか、物件の維持管理に必要となる資本的支出及び修繕費等が削減され、年間NOIの増加(7億3000万円から16億円に増加)と資産価値の向上(鑑定評価額ベースで202億円から458億円に増加)が期待される。

また、同特定目的会社への優先出資による収益機会の獲得や、各階アクセス可能なトラックランプの設置、免震構造の導入等、機能性・耐久性の高い最新の建物仕様への建替えによるテナント粘着性の向上も期待される。

■「GLP 習志野II」再開発プロジェクト後の概要
所在地:千葉県習志野市茜浜3-6-3
敷地面積:5万5185.00m2
竣工時期:2026年12月(予定)
構造・階数:鉄筋コンクリート造 5 階建(予定)
延床面積:12万8425m2(予定)
用途:倉庫

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