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日本GLP/埼玉県所沢市にBTS型物流施設着工、関通が入居

2023年09月26日/物流施設

日本GLPは9月26日、埼玉県所沢市で延床面積約2万7900m2の先進的物流施設「GLP 所沢」を着工したと発表した。同施設は大手3PL企業である関通が着工前に賃貸借予約契約を締結し、専用施設として稼働する。竣工は2024年11月の予定。

<「GLP 所沢」外観完成イメージ>
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<カフェテリアイメージ>
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「GLP 所沢」は、同社として3件目となる、市街化調整区域での開発を実現する「流通業務の総合化及び効率化の促進に関する法律(物流総合効率化法)」の認可を取得している。関越自動車道の至近に開発する物件で、当該エリアでは希少な先進的物流施設となる。

また、地盤が強固な台地に位置し、水害などの発生の可能性が低く、BCP面でも優れた立地にある。加えて、埼玉県南部から東京都北西部に広がる大規模な労働人口を持つ地域からのアクセスも良く、安定的な雇用確保も期待できることからも、物流拠点としての高いポテンシャルを有している。

同施設は、地上4階建ての片面バース構造のBTS型物流施設。入居企業である関通のニーズに応え、施設内には厨房付きのカフェテリアやシャワー室が、庫内には大型シーリングファンが設置されるなど、従業員の方々にとって働きやすい環境を整備している。

関通は、既に「GLP 尼崎」、「GLP 尼崎III」に入居し、2023年10月に竣工予定の「GLP 尼IV」への入居も予定しているリピートカスタマー。今回、関通の関東圏での事業拡大と既存拠点の集約化による輸配送網の効率化のニーズから、「GLP 所沢」への入居を決定した。関通は、物流ルートの最適化とパレット一貫輸送体制の確立を通じて、輸送効率の向上、二酸化炭素排出量の削減など、環境に配慮した事業の推進を目指すとしている。

<「GLP 所沢」広域図>
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<周辺図>
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「GLP 所沢」は、都心から30km圏内に位置し、関越自動車道「所沢IC」から約2.3kmと外環道へのアクセスがよく、1時間以内の配送可能人口は高速道路利用の場合約900万人で、首都圏への配送を含む広域配送拠点として優れた立地。また、関通の主要既存施設が30分圏内にあり、物量に応じた人員調整が可能で、他拠点と連携した効率的な物流オペレーションを実現する。

このほか、サステナビリティへの取り組みとして、太陽光発電設備の設置を検討中。CASBEE(新築)認証、ZEB-Ready認証も取得予定だ。

■施設概要
施設名:「GLP 所沢」
所在地:埼玉県所沢市南永井 513
敷地面積:約1万5100m2
延床面積:約2万7900m2
構造:地上4階建て、耐震RCS造
着工:2023年9月
竣工:2024年11月末(予定)
認証取得:CASBEE(新築)認証(予定)、ZEB-Ready 認証(予定)

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