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セイノーHD/新潟県阿賀町でドローン活用の新スマート物流開始

2023年11月21日/IT・機器

セイノーホールディングスとエアロネクスト、NEXT DELIVERYは11月21日、阿賀町において、新スマート物流SkyHubのサービスを開始するにあたり、11月19日に開所式を実施したと発表した。

<左より阿賀町の明間 聡副町長、阿賀町議会の齋藤秀雄議長、NEXT DELIVERYの青木孝人取締役、セイノーHDの河合秀治執行役員>
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2023年11月19日からスタートするサービスはSkyHub Delivery(買物代行)・SkyHub Eats(フードデリバリー)であり、年内を目途に医薬品の配送サービスも開始予定。新スマート物流SkyHubにおける配送の拠点であり一時倉庫の機能をもつドローンデポは、旧上川給食センター内に構え、今後各運送会社と連携した共同配送の開始も目指している。

<荷物を切離し置き配して戻る物流専用ドローンAirTruckを見守る住民(旧日野川保育園)>
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<ドローンで届いたお蕎麦の入った箱を受け取る住民(旧日野川保育園)>
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新スマート物流SkyHubは、ドローン配送と陸上輸送を融合した新たな物流インフラを構築することで、地域課題の解決に貢献するもので、セイノーHDとエアロネクストが全国で推進しており、阿賀町は、山梨県小菅村、北海道上士幌町、福井県敦賀市、茨城県境町、千葉県勝浦市、和歌山県日高川町、石川県小松市、徳島県佐那河内村に続き、社会実装フェーズに入った自治体としては全国で9番目となる。

サービスのための配送手段は軽バンとドローンで、ドローン配送においては、主にエアロネクストがACSLと共同開発した物流専用ドローンAirTruckを活用する。

なお、この事業は、「令和5年度デジタル田園都市国家構想推進交付金」(デジタル実装Type1)「ドローンを活用した新スマート物流実装事業」として採択されている。

すでにスタートしているものも含め、2つのサービスを提供し、住民ニーズに応じて商品ラインナップを充実・深化させる。

2つのサービスとは、「地域の商店と連携した買物代行サービス」(SkyHub Delivery)と「フードデリバリーサービス」(SkyHub Eats)。

ドローン配送は、上川地域において20ルートの開通を目指しており、すでに11ルートの開通を行なっている。年度内にレベル3飛行でのドローン配送(無人地帯での補助者なし目視外飛行)の定期飛行を目指す。

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