日本通運は11月28日、日本物流団体連合会主催の第10回モーダルシフト取り組み優良事業者表彰で、実行部門と新規開拓部門の2部門で「優良事業者賞」を受賞したと発表した。
<11月21日に行われた表彰式、物流連 真貝会長から表彰盾を授与された加藤取締役(右)>
実行部門は、日本通運のモーダルシフトに向けた全社的な取り組みで、幹線区間における貨物総輸送量のうち鉄道・海運の利用比率が40%超を達成し、表彰されたもの。
新規開拓部門は、小型家電や家具等の拠点間輸送(福岡県―群馬県)において、トラック輸送から RORO 船を利用した海上輸送へのモーダルシフトを実現したことが表彰された。従来、物流倉庫では拠点間輸送はトラックが主流だったが、CO2排出量の削減やドライバーの負担軽減を目的に、海上輸送へのモーダルシフトを実施。今後は月1~2回、海上輸送から毎週の定期的な運行への切り替えを目指している。
NXグループは、これからも長期的視野に立ったサステナビリティ経営を実践し、事業を通じて省資源・循環型社会の構築に取り組み、持続可能な社会の発展に貢献していくとしている。
国交省/中・長距離フェリー、RORO船、内航コンテナ船の積載率動向(2024年4~6月)