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JR貨物/11月の鉄道コンテナ輸送量1.6%減

2023年12月13日/調査・統計

JR貨物が12月13日に発表した11月分の輸送動向によると、輸送実績はコンテナが162万6000トン(前年同月比1.6%減)、車扱が63万5000トン(6.5%減)で、合計226万1000トン(3.0%減)となった。

11月は、国内経済で外食や旅行・宿泊等のサービス消費が堅調さを見せる一方、中国の景気減速に伴う製造業の生産調整により国内荷動きに伸び悩みが見られ、輸送実績は前年を下回った。

コンテナは、食料工業品が、前年に値上げを実施したビール類やコロナ禍からの需要回復を受けた清涼飲料水等を中心に前年を上回ったほか、積合せ貨物は、2024年問題や環境対策を背景とした鉄道シフトに加え、大手ECサイトの大型セール等によって増送となった。

一方、化学薬品は、一部顧客の輸送終了や需要低迷に伴う生産減により低調となったほか、紙・パルプはペーパーレス化の進展に伴う紙の需要減が続き減送となった。

車扱は、石油がガソリンと軽油を中心に需要が堅調に推移したものの、セメントが前月に続いて顧客の生産計画変更によって前年実績を大きく下回った。

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