ラピュタロボティクスは12月22日、今年8月に発売した自動倉庫「ラピュタASRS」が、日本出版販売(日販)が埼玉県新座市に2024年秋に新設予定の物流センターで採用されたと発表した。
日販は、持続可能な出版流通の実現に向けて、グループ全体での物流再編プログラムに着手し、物流現場での課題解決に向けた取り組みを進めている。新物流センターは同取り組みの一環として新設するもので、ロボティクスの活用などにより高度化された拠点とする計画だ。
日販は、マテハン機器を検討する中で、「ラピュタASRS」が複数台のロボット群制御による高い生産性を実現できる点や、構造にシンプルな部材を使用し、ブロック工法によって導入後も需要に合わせた倉庫の拡張やロボットの追加が行え、あらゆる倉庫の形・大きさに柔軟に対応可能な点を評価し、採用を決定した。
■日販の新物流センター概要
所在地:埼玉県新座市中野1-13-20
延床面積:2万5311m2(7670坪)
主要業務:文具雑貨商品等の保管・仕分・出荷、出版社からの物流受託事業の拡張、他社からの物流業務受託(3PL)
稼働予定:2024年10月から順次
プロロジス/51%の事業拠点で物流 DX・自動化が進む、2024年問題は難航