コーユービジネスは1月16日、物流業界向けスマートグラスシステム「ロジスグラス」を同月10日に発売したと発表した。
同製品は、倉庫でのピッキングや出荷作業、戸口配送での置き配等での利用を見込んでいる。
＜ピッキング作業での利用イメージ＞
＜AR機能による表示＞
物流倉庫内では、荷物に貼られている荷札ラベルの商品バーコードをロジスグラスで読み取ると、瞬時にAR（拡張現実）機能によって倉庫の通路番号、エリア番号、棚番号、商品名が浮かび上がり、配属されたばかりの新人社員もベテラン同様の作業ができるようになる。また、ピッキング用ボックスの固定バーコードをロジスグラスで読み取ると、瞬時に荷物の棚の位置情報がAR機能によって浮び上がり、スムーズにピッキング作業を行うことができる。
置き配では、トラックから戸口までの動画を撮影する機能を活用することで、建屋や戸口の間違いの有無を短時間で確認し、配達完了後の不着の問い合わせに迅速な対応がとれるようになる。
このほかにも、ロジスグラスでは利用者のニーズに応じたシステムをオプションとしてカスタマイズし、搭載することができる。
ロジスグラスは、倉庫会社や運送会社の得意先の多い同社が2024年問題解決への寄与を目指し、1年の期間をかけて開発したもの。同社では、ロジスグラスについて日々モニタリングと改良を繰り返しており、リース契約や、サブスクリプションなど少額投資で利用できるプランも提供している。
