NIPPON EXPRESSホールディングスは2月16日、気候変動への取り組みの一環として、NXタイロジスティクスがEVトラックを初めて導入したと発表した。
EVトラックはタイ・Nex Point(ネクスポイント)社製で、最大積載量8800kgs、航続距離200km。
1月19日に、スワンナプーム空港に近いバンコクロジスティクスセンターに導入し、航空貨物の配送業務などに活用している。
タイの物流業界でEVトラックを導入したケースはまだ少ないなか、NXタイロジスティクスでは引き続きトレーラーヘッドなど他車種も含め、積極的なEVトラックの導入を検討するとしている。
NXグループは、長期ビジョン「グローバル市場で存在感を持つロジスティクスカンパニー」の実現に向け、気候変動への取り組みを重要課題の一つに位置づけ、「気候関連財務情報開示タスクフォース(TCFD)」へ賛同を表明し、その提言内容に基づいた対応を推進している。
これまで、ハイブリッド車やEVトラック、FCトラックなどの環境配慮車両を日本国内で1万2000 台以上導入し、CO2排出量の削減に取り組んできた。
NXグループは、これからも長期的視野に立ったサステナビリティ経営を実践し、事業を通じて気候変動対策に取り組むことで、人々のより良い暮らしと持続可能な社会の発展に寄与していくとしている。
NXHD/7月の国際海上輸送取扱実績、グローバル合計23.9%増