ロジスティードは2月15日、グループが保有する国内33の物流センターを流動化対象として、KJRマネジメントが資産の運用を受託する産業ファンド投資法人および今回の物件取得を目的に組成する私募ファンドに譲渡すると発表した。
<譲渡対象の1つ、大阪府茨木市にあるロジスティードの物流施設>
物流センターを産業ファンド投資法人等に譲渡したうえで借り上げる形で、資産を流動化する。2月15日に、33物件のうち32物件について産業ファンド投資法人および私募ファンドとの間で売買契約を締結しており、残りの1物件については産業ファンド投資法人へ譲渡の優先交渉権を付与しているが、売買契約は締結していない。
ロジスティードは、中期経営計画「LOGISTEED2024」と中長期的に目指す姿である「LOGISTEED2030」の実現に向けて、Kohlberg Kravis Roberts(KKR)との強固なパートナーシップにより、さまざまな成長戦略を推進しており、「グローバル物流企業としての再上場」を達成するため、グローバル物流企業で主流のビジネスモデルとなっている「アセット・ライト事業モデルへの転換」を検討してきた。
今回、現在のマクロ環境にも鑑み、国内グループ会社が保有する主要33の物流センターをKKRグループでもあるKJRマネジメントと協働して流動化することによって、アセット・ライト事業モデルへの転換と資本効率の改善を図っていくことを決定した。
ロジスティードグループは、今後も設備・DX・人財等への成長投資を行い、SCM全体最適化に向けた取り組みをさらに強化するとともに、国内・グローバルでの戦略的M&Aの推進によって、さらなる事業成長と企業価値向上を実現し、グローバル物流企業としての再上場を目指すとしている。
ロジスティード/「統合報告書2024」発行、グローバル3PLリーディング目指す