ネスレ日本は2月21日、日本貨物鉄道(JR貨物)とそのグループ会社の全国通運および日本運輸倉庫と、静岡~大阪間での「ネスカフェ ボトルコーヒー」の定期貨物鉄道輸送を同日から開始したと発表した。
ネスレ日本は、商品の長距離輸送で実施していた鉄道モーダルシフトの中距離輸送への適用に向けて、2023年9月にJR貨物グループ3社とパートナーシップを締結している。
このたび開始した取り組みでは、ネスレ日本 島田工場(静岡県島田市)から関西への「ネスカフェ ボトルコーヒー」の中距離帯での定期輸送について、JR貨物 百済貨物ターミナル駅(大阪市)を経由した鉄道輸送に変更。
これにより、静岡エリアから関西エリアへ200トン/日のトラック輸送を鉄道に移行することで、年間に約900トンのCO2排出量が削減できる見込みとなっている。
ネスレ日本では、中距離帯での商品輸送に関する鉄道モーダルシフトについて、今後も段階的に対象品目と地域の拡大に取り組む予定だとしている。