LNEWSは、物流・ロジスティクス・SCM分野の最新ニュースを発信しています。





南日本運輸倉庫/宮古島産マンゴー等の海上輸送実現へ実証開始

2024年02月28日/3PL・物流企業

南日本運輸倉庫は2月28日、グループ会社のDENBADISS(デンバダイス)が、沖縄県宮古島市から「令和6年度 宮古島市鮮度保持技術導入実証事業」を受託したと発表した。業務期間は4月1日~2025年2月28日。

<右から南日本運輸倉庫 大園 圭一郎 社長、座喜味 一幸 宮古島市長、南日本運輸倉庫 開発本部 企画開発部 新藤 直人 部長>
20240228denbadiss - 南日本運輸倉庫/宮古島産マンゴー等の海上輸送実現へ実証開始

同事業では、域外流通での鮮度を保つために航空輸送を主な輸送手段としているマンゴー、メロン、ゴーヤ、トマト、ピーマンなどの宮古島市で生産・出荷されている農作物について、海上輸送による鮮度保持輸送を実現し、空輸から海上輸送への切り替えによる物流コストの抑制を目指す。

<実証事業に活用するDENBADISSの鮮度保持ユニット「DENBA Land(デンバランド)」>
20240228denbadiss1 - 南日本運輸倉庫/宮古島産マンゴー等の海上輸送実現へ実証開始

<DENBA Landを内部に設置したコンテナ>
20240228denbadiss2 - 南日本運輸倉庫/宮古島産マンゴー等の海上輸送実現へ実証開始

海上輸送の鮮度保持には、DENBADISSの鮮度保持ユニット「DENBA Land(デンバランド)」を活用。同ユニットは、独自技術で冷蔵庫内に電場を創り、電子微細振動の影響で0℃~-4℃の氷点下領域でも水の分子の個体化(凍結)が起こらないチルド環境を創りだすことで、食材の酸化を防ぐとともに制菌作用をもたらすことができる。

実証実験では、海上コンテナ内にDENBA Landを取り付け、農産物の保存期間延長の可否を検証するほか、混載海上輸送で鹿児島向け(中距離)と関西圏・首都圏(長距離)向けに農産物を輸送し、船舶輸送へのモーダルシフトの可能性を検証する。

関連記事

3PL・物流企業に関する最新ニュース

最新ニュース