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昭和産業/物流適正化へ自主行動計画を策定

2024年03月01日/SCM・経営

昭和産業は3月1日、物流の適正化と生産性向上に向けた「自主行動計画」を策定したと発表した。

発荷主事業者・着荷主事業者に共通する事項では、予約受付システムの導入を検討するほか、パレット等の活用を推進、長距離輸送のモーダルシフト、共同輸配送の推進等による積載率の向上などに取り組む。

発荷主事業者としては、荷役作業の効率化と荷役時間を短縮するため、出荷時の順序や荷姿を想定した生産・荷造り等に取り組むよう努める。

着荷主事業者としては、荷待ち時間削減と運行効率向上のために、繁閑差の生じないよう発注を適正化する。

また、発荷主事業者側と着荷主事業者側の双方で、荷待ち・荷役作業等の時間の削減に資するよう、倉庫等の物流施設の集約、新設・増設、レイアウト変更等、必要な改善を実施する。

■自主行動計画の一覧
『発荷主事業者・着荷主事業者に共通する取組事項』
(1)実施が必要な事項
【物流業務の効率化・合理化】
荷待ち時間・荷役作業等にかかる時間の把握
荷待ち・荷役作業等時間の短縮
物流管理統括者の選定
物流の改善提案と協力

【運送契約の適正化】
運送契約の書面化
荷役作業等に係る対価
運賃と料金の別建て契約
燃料サーチャージの導入・燃料費等の変動分の価格への反映
下請取引の適正化

【輸送・荷役作業等の安全の確保】
異常気象時等の運行の中止・中断等

(2)実施することが推奨される事項
【物流業務の効率化・合理化】
予約受付システムの導入
パレット等の活用
入出荷業務の効率化に資する機材等の配置
検品の効率化・検品水準の適正化
物流システムや資機材(パレット等)の標準化
輸送方法・輸送場所の変更による輸送距離の短縮
共同輸配送の推進等による積載率の向上

【運送契約の適正化】
物流事業者との協議
高速道路の利用
運送契約の相手方の選定

【輸送・荷役作業等の安全の確保】
荷役作業時の安全対策

『発荷主事業者としての取組事項』
(1)実施が必要な事項
【物流業務の効率化・合理化】
出荷に合わせた生産・荷造り等
運送を考慮した出荷予定時刻の設定

(2)実施することが推奨される事項
【物流業務の効率化・合理化】
出荷情報等の事前提供
物流コストの可視化
発荷主事業者側の施設の改善
混雑時を避けた出荷
発送量の適正化

『着荷主事業者としての取組事項』
(1)実施が必要な事項
【物流業務の効率化・合理化】
納品リードタイムの確保

(2)実施することが推奨される事項
【物流業務の効率化・合理化】
発注の適正化
着荷主事業者側の施設の改善
混雑時を避けた納品

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