ジャパンマテリアル、日本トランスシティ、日本貨物鉄道（JR貨物）の3社は3月19日、半導体の製造過程で使用される「半導体材料ガス」の輸送について、貨物鉄道とトラック輸送を用いたモーダルコンビネーションの本格運行を開始したと発表した。
＜鉄道コンテナに積載された半導体材料ガス＞
＜3月17日に行われた出発セレモニー＞
これまで3社は、加速するデジタル化の波に伴う半導体産業の重要性の増大と、物流のカーボンニュートラルへの移行、物流の2024年問題を背景とする持続可能な物流体制構築のために、2023年6月から三重県の四日市駅から岩手県の水沢駅まで、鉄道コンテナを用いたトライアル輸送を実施してきた。
このたび、貨物に対する振動や温度保持などの輸送品質について、トラックによる従来の輸送と比較して遜色がないことが確認されたため、本格運行を開始した。
