三菱倉庫は3月26日、2030年度末までに社用車の9割以上をEVにリプレースすることを決定したと発表した。
社用車のEV化は、2050年度にCO2排出量ネットゼロを目指す取り組みの一環。
現在、同社では営業所間の移動等に乗用車約160台を使用しており、その9割以上がハイブリッドを含むガソリン車となっている。EV化にあたっては充電設備を新設・拡充するほか、停電時に備えてPHEV(プラグインハイブリッド車)も一定数導入するなど、BCP対策も考慮して進める。
EV化の推進によって、社用車によるCO2の年間排出量は2030年度に2023年度比で56%削減される見込み。
今後は、充電施設(倉庫や不動産施設等)で再生可能エネルギー由来電力の導入も組み合わせて、社用車から排出されるCO2排出量をゼロにする取り組みを進めるほか、EVを蓄電池として活用することも検討していく。
また、同社の取り組みをグループ会社にも拡大し、グループ一丸で脱炭素社会の実現を目指すとしている。