川崎汽船は4月1日、同社合弁会社を通じて、カタールの国営エネルギー会社QatarEnergyとの間で、新造17万4000m3（メンブレン）型LNG船4隻を対象として、長期定期傭船契約を締結したと発表した。
また、同時に韓国 ハンファオーシャン(Hanwha Ocean Co., Ltd.)と当該新造船の造船契約を締結した。
QatarEnergyは世界最大のLNG生産者であり、当該新造船4隻は世界各国へ向けたLNG輸送に従事する予定。新造船はX-DF2.2 iCER 、VCR、その他省エネルギー技術を採用し、GHGの削減に寄与するとともに、幅広い船速域における低燃費運航により環境負荷の低減を実現する。
また、さらなるGHGの削減を見据え将来的にOCCSをこの船に搭載するための技術検討を実施し、船級協会よりOCCS-Ready notation を付与される予定だ。
■新造船主要目
造船所：ハンファオーシャン(Hanwha Ocean Co., Ltd.)
竣工時期：2027年 (予定)
全長：約294.9m
型幅：46.4m
タンク容積：17万4000m3
推進機関：X-DF
速力：19.5ノット
