LNEWSは、物流・ロジスティクス・SCM分野の最新ニュースを発信しています。





CRE/神奈川県厚木市に1.8万m2の物流施設を竣工

2024年04月10日/物流施設

シーアールイー(CRE)は4月1日、神奈川県厚木市において開発を進めていた物流施設「ロジスクエア厚木II」が3月31日に竣工したと発表した。

<ロジスクエア厚木IIの外観>
20240410cre1 - CRE/神奈川県厚木市に1.8万m2の物流施設を竣工

「ロジスクエア厚木II」は、竣工に先立ちテナント企業とこの物件一棟全体の賃貸借契約を締結済みであり、同社の専用施設として、4月1日より稼働開始している。

「ロジスクエア厚木II」は、同社が開発する「ロジスクエア」シリーズとして30棟目の竣工施設となる。

この施設は、地上5階建て(倉庫4層)、延べ面積1万8421.67m2(5572.55坪)の物流施設で、トラックバースは、計17台の大型車が同時接車可能となっており、トラックヤードにおける5台分の待機スペースと合わせて、効率的なオペレーションを実現する。

倉庫部分の基本スペックは、外壁には金属断熱サンドイッチパネル、床荷重は1.5t/m2(2.5tフォークリフト対応可)、有効高さは各階6.0m以上を確保。昇降設備については、荷物用エレベーター(積載荷重4.1t、60m/min)を2基、垂直搬送機2基、ドックレベラーを2基実装し、さらに、将来的なオペレーションの対応として、垂直搬送機1基増設を可能とする構造、庫内空調設備設置の際の配管ルートや室外機置場等の確保等、入居テナントの将来ニーズにも一定の対応ができる仕様とし、様々な物流ニーズに対応し得る機能性・汎用性を兼ね備えた同社の基本スペックを満足しうる仕様となっている。

環境対策としては、全館LED照明、人感センサー、節水型衛生器具を採用。エントランスの天井面には国産天然木材を使った型枠材を採用して、内装仕上げ材としても兼用利用することで建物自体の炭素固定を促しCO2を削減、さらに、事務室の床や休憩室の壁の内装には漁網や廃材などをリサイクルした建材を使用している。

なお、この施設では、BELS評価★★★★★(ファイブスター)、ZEB、CASBEE-建築(新築)のAランク評価認証を取得しており、環境や省エネルギーに配慮した施設であることが、第三者機関の認証により評価されている。

また、今後、エンバイオC・エナジーにより、物件屋根全面において太陽光発電システムを導入し、発電した電力の供給を受けて自家消費すると共に、発電した電力の一部を施設内に蓄電し、停電時に非常用電力として使用できる蓄電池システムの導入も予定しており、入居テナントのBCP(事業継続計画)策定の一助になるものとなっている。「ロジスクエア」シリーズにおいて環境に優しい自然エネルギーを活用することで、脱炭素社会の実現に向けた社会的責任を果たしていくとしている。

<位置図>
20240410cre2 520x460 - CRE/神奈川県厚木市に1.8万m2の物流施設を竣工

■ロジスクエア厚木IIの概要
施設名称:ロジスクエア厚木II
所在地:神奈川県厚木市上依知字上ノ原
敷地面積:1万33.04m2 (3034.99坪)
用途地域:工業専用地域
主要用途:倉庫(倉庫業を営む倉庫)
構造規模:鉄骨造 地上5階建て(倉庫4層)
延ベ面積:1万8421.67m2 (5572.55坪)
着工:2023年4月1日
竣工:2024年3月31日
設計施工:錢高組

関連記事

物流施設に関する最新ニュース

最新ニュース