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国交省/国際間リターナブル物流容器の利用促進「手引き」改定

2024年04月23日/IT・機器

国土交通省は4月23日、国際間リターナブル物流容器の利用を促進する「手引き」を改定し、Ver3として公開した。

国交省では、国際物流におけるリターナブル物流容器(RTI)の利用促進に向けて、実証輸送を行った。2024年1月26日から3月11日にかけて、日本(下関)→韓国(釜山)→中国(上海>太倉)→日本(下関)のルートで、RTIとしてレンタルパレット(プラスチックパレット)を使用して、実証輸送を行った。

その結果、貨物と、RTI(パレット)の申告書類を分けて通関した。日本で実施したRTI(パレット)の輸入通関は、再輸入免税が適用された。韓国側でもRTI(パレット)の再輸出免税が適用された。中国側は一時輸入(再輸出免税)制度を適用するための申告金額の下限条件を満たさなかったため、少額免税が適用された。また、発着港が異なっていても(着:上海港、発:太倉港)問題とはならなかった。

その結果を踏まえて、荷主企業に向けた手引き書(日本語版、英語版)を改定し、国際間でのRTIの利用について、再輸出免税・再輸入免税の適用事例や課題を追記したもの。

■国際物流におけるリターナブル物流容器(RTI)利活用の手引き(Ver.3)
https://www.mlit.go.jp/seisakutokatsu/freight/seisakutokatsu_freight_tk1_000215.html

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