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JR西日本、JR貨物/岡山地区で水素輸送・供給に関する調査検討

2024年05月24日/SCM・経営

西日本旅客鉄道(JR西日本)と日本貨物鉄道(JR貨物)は5月24日、国土交通省の「令和5年度鉄道技術開発費補助金」(鉄道脱炭素施設等実装調査)の交付を受け、岡山地区でのメチルシクロヘキサン(MCH)による水素輸送・供給に関する調査検討を実施することとなったと発表した。

<水素輸送・供給・利活用のイメージ>
20240524jr - JR西日本、JR貨物/岡山地区で水素輸送・供給に関する調査検討

倉敷市水島から津山市にわたる岡山地区で、水素キャリアとしてのMCH、脱水素後のトルエンの貨物鉄道による輸送に関する調査、複数種の交通機関等に供給する総合水素ステーションの設置・運営に関する調査、水素輸送・供給までの事業モデルの実現性および事業性の評価を行う。

貨物鉄道による輸送に関する調査をJR貨物、総合水素ステーションの設置・運営に関する調査をJR西日本が行い、水島製油所において水素の受入・貯蔵・供給に向けた検討を行っているENEOSと連携して、事業モデルの構築を目指す。

この計画の実現により、鉄道アセットを活用した水素利活用の拡大による地域の経済・産業の持続的発展や、水素輸送による地域外への水素利活用の展開に寄与できると考えており、引き続き地域の自治体や企業との連携を図りながら、水素社会の実現に貢献していくとしている。

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