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大和物流/優秀な人材確保へ人事制度改定、2024年問題も背景

2024年05月29日/SCM・経営

大和物流は5月28日、優秀な人材の確保・定着を促進し、多様な人材が働きやすい職場環境の構築に向けて、4月1日に人事制度を改定したと発表した。

改定した点は、(1) 年間休日数の拡充、(2) 安全品質手当の新設・改定。

休日については全従業員を対象に、ワークライフバランス向上のため、年間休日を110日から115日へ拡充する。

手当については、作業職と輸送職を対象に、安全や品質面での意識向上を図るため、交通事故・荷物事故を発生させない従業員に支給する安全品質手当を拡充。作業職を新設するとともに、輸送職は増額で対応する。

同社は2022~26年度を期間とする中期経営計画で、「事業展開に合わせた人材の採用と育成」と「持続的な成長を支える制度・仕組みの改革」を重点施策としている。

トラックドライバーの時間外労働が960時間に上限規制される「物流の2024年問題」や、継続的な物価上昇など、経営環境が大きく変化していることから、安心して長く働ける就業環境の構築やワークライフバランスの向上、優秀な人材の獲得を目的に、人事制度の改定を実施した。

今後は、DX化やワークシェアリングなども通じて従業員の生産性向上を推進し、年間休日を120日まで拡充する計画だとしている。

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