プロロジスは6月6日、岩手県胆沢郡金ケ崎町で、マルチテナント型物流施設「プロロジスパーク北上金ケ崎」の起工式を行った。
プロロジスパーク「北上金ケ崎」は、岩手県内では2023年11月に竣工した「盛岡」に続く2件目。
<プロロジスパーク北上金ヶ崎の完成予想イメージ>
<北上金ヶ崎ICに隣接>
立地としては、東北を縦断する東北自動車道の北上金ヶ崎ICに隣接する。
北上市は、南北に物流の大動脈である東北自動車道や国道4号、東西に秋田自動車道が交わる地点に位置。
東北各地域へアクセスしやすく、盛岡市へ約60分、仙台市へ約90分、秋田市へ約120分で到達できる。
東北新幹線の北上駅から車で約15分(約10km)、東北本線の金ケ崎駅から約10分(約6km)とアクセスしやすく、雇用にも有利な立地だ。
<立地>
周辺10km圏内には多数の工業団地があり、半導体メーカー、日用雑貨メーカー、自動車メーカーなどの生産・物流拠点となっている。
生産工場から東北地方広域への物流拠点に適しているほか、サプライヤーにとっては取引先近くに納入品を在庫保管できる倉庫としての需要も見込める。
施設の特長としては、約7万8500m2の敷地に地上2階建て、延床面積約5万5000m2となるマルチテナント型物流施設で、屋内車路・屋内トラックバースもある全天候型。
1・2階を縦に利用できるメゾネットで、荷物用エレベーターで迅速な荷捌きができる。
また1階には建物内部を通る2つの車路に沿って64台が着車できるトラックバースを設け、寒冷地対策として施設の雨どいには融雪ヒーターを整備。プロロジスが提供する除雪サービスがあり、降雪時も安全にオペレーションできる。
ESG推進・環境負荷低減への取り組みでは、倉庫内には通常より電力使用量を半減できる高天井用センサー付きスマートLED照明なども設置する予定。
2026年1月竣工の予定で入居企業を募集しており、現在は周辺に立地する企業や、「物流の2024年問題」に対応するための拠点として複数の企業が入居を検討しているという。
■概要
名称:プロロジスパーク北上金ケ崎
所在地:岩手県胆沢郡金ケ崎町六原土井道合、後平地内
計画敷地面積:約7万8500m2(約2万3500坪)
計画延床面積:約5万5000m2(約1万7000坪)
構造:地上2階建て、鉄骨造
着工:2024年6月
竣工予定:2026年1月
プロロジス/岡山県岡山市に3.5万m2のマルチ型物流施設開発