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大和ハウス/タイ物流施設開発最大手WHA社とマルチ型施設を着工

2024年06月11日/物流施設

大和ハウス工業は6月11日、タイで物流施設や工場の開発等を展開する最大手のWHA社とサムットプラカーン県バンナ地区においてマルチテナント型物流施設「バンナ・トラッド プロジェクトB棟」建設に着工した。

両社は物流施設2棟と事務所兼ショールーム1棟からなる複合開発プロジェク「バンナ・トラッド プロジェクト」を進めている。2023年3月からA棟として事務所兼ショールームを着工、続いて2024年2月にマルチテナント型物流施設としてC棟(2024年8月竣工予定)を、このほど最終棟となるマルチテナント型物流施設 B棟を着工した。竣工は2025年1月の予定。

<外観パース 手前:バンナ・トラッド プロジェクト A棟、右:同 B棟、左奥:同 C棟>
0611daiwa - 大和ハウス/タイ物流施設開発最大手WHA社とマルチ型施設を着工

C棟は平屋建て、延床面積2万3749m2、1区画約1万m2から最大2社の入居が可能。B棟は施設は平屋建て、延床面積2万1848m2。最大3社(1区画約5000m2~)のテナント企業が入居可能。各区画には事務所を設置することもできるため、テナント企業の多様なニーズにも対応できる。

<広域地図>
0611daiwa2 - 大和ハウス/タイ物流施設開発最大手WHA社とマルチ型施設を着工

バンナエリアは首都バンコク市から東に約37km、バンコクと北東部の主要な都市を結ぶ「高速道路6号線」や幹線道路「バンナ・トラッド通り」に面しており、バンコク市内への配送拠点として利便性の高い立地だ。タイ国内の企業や日系企業が多く進出しているエリアでもある。また、経済特区である「東部経済回廊(EEC)」にも近接していることから、物流事業者やEC事業者、製造業などのニーズも見込まれる。

■「バンナ・トラッド プロジェクト」概要
施設名:WHA ダイワ ロジスティクスセンター バンナ・トラッド Km.23 インバウンド
所在地:タイ王国サムットプラカーン県バーンサオトン郡バーンサオトン村バンナ・トラッド Km.23通り(Bangna-Trad KM.23 Road, Bang Sao Thong, Bang Sao Thong District, Samut Prakan 10540, Thai)
敷地面積:約8万3200m2
交通:バンコク市まで約37km、「スワンナプーム国際空港」まで約26km、「バンコク港」まで約32km
構造・規模:鉄筋コンクリート造、平屋建て
事業主 WHA Daiwa Logistics Property Co., Ltd
設計・施工:B.S.Y. Construction Co., Ltd.

<A棟>
建物用途:事務所兼ショールーム
延床面積:3676m2
着工:2023年3月
竣工:2023年9月

<B棟>
建物用途:マルチテナント型物流施設
延床面積:2万1848m2
着工:2024年6月11日
竣工:2025年1月(予定)

<C棟>
建物用途:マルチテナント型物流施設
延床面積:2万3749m2
着工:2024年2月
竣工:2024年8月(予定)

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