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フェデックス/持続可能性へ排出量が少ない車両や施設の導入推進

2024年06月20日/3PL・物流企業

フェデックスは6月20日、世界で取り組む持続可能性の目標の達成に向け、輸送業務全体で排出量の削減と車両・施設でのエネルギー効率の向上を推進していると発表した。

<持続可能性に取り組むフェデックス社員たち>
20240620fedex - フェデックス/持続可能性へ排出量が少ない車両や施設の導入推進

それによると、フェデックスは、ネットワーク全体の排出量削減への重要な戦略として、車両の電動化を推進。これは、世界の集配車両を電気自動車(EV車両)に移行するための段階的な取り組みであり、排出量削減と環境保全に貢献。フェデックスの 2023年度には、世界中で 7136台の舗装路および未舗装路を走行可能なEV車両を運用し、その実績を証明した。

アジア太平洋地域では、マレーシアでEV車両が導入され、中国では2024年度までに同国の集配車両の20%をEV車両が占めるようになると予測されている。加えて、マレーシアとシンガポール間では EV車両による初の国際輸送の記録を樹立。さらに、台湾では地上配送車両に電動三輪車が導入され、フェデックスが各地域での輸送業務の環境に最適な車両を導入する活動を継続していることを示している。

また、インフラにも持続可能性を取り入れており、2023年度には、北京の集配施設を含む34のグローバル施設が、敷地内または敷地外で太陽光発電を導入した。中でも、北京の施設屋上太陽光発電は、従来の石炭火力発電によるCO2排出量を年間350トン削減できると推定されている。

さらにシンガポールの地域本社のような新施設は、照明、暖房、換気、空調のエネルギー効率に関する認証を取得。また、2024年1月に開設した上海の中国本社は、LEED(エネルギーと環境デザインにおけるリーダーシップ)GOLD 認証を獲得している。

新春特別インタビュー/佐藤可士和さんが考える「次の物流」

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